院長からのごあいさつ
新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
昨年の秋に比叡山延暦寺に行って来ました。比叡山延暦寺では、開祖伝教大師最澄が灯したとされる『不滅の法灯』に、1200年間消える事が無いよう僧侶により油が注ぎ続けられています。この事が『油断』の語源になっているとも言われています。そして油を注ぐだけでは無く、その灯火を他の寺院に分灯し万が一に備えているそうです。
当院は今年開業して18周年になります。2021年の20周年に向け、女性に特有な疾患は連続し複合すると言う考えに基づき、妊娠時より始まる女性医療への関与を続けて行きたいと思います。そして大災害時のお産ネットワーク、母児救命の修練に注目し、油断する事の無いよう万が一に備えて行きたいと思います。
(鈴木まさし)
クリニックベルで誕生した赤ちゃんをご紹介します!
2018年11月生まれの赤ちゃん
2018年12月生まれの赤ちゃん
※ 許可を頂いた赤ちゃんの写真のみを掲載させて頂いております。
【入院中】
・分娩中にほめてもらえたことが励みになって最後までがんばれたことが、今後の自信にもつながりそうです。子供も立ち会うことができて、良い経験をさせてもらえたと思います。ありがとうございました。
・直感でここにしようと決めて里帰りから出産まで利用させて頂きましたが、全てにあたって良かったと満足させていただきました。だんなも次回もここがいいと言ってくれました。先生の少し意地悪っぽい声かけも、産んだあとには優しさだなってすぐ分かりました。
・授乳の際に助産師さんがいつも付いてくれるので、スムーズに授乳を開始することが出来てよかったです。夜間も預かってもらえたので体力を温存できて良かったです。
・食器を拭く用のタオルがあると便利かなと思います。
スタッフより
ミニキッチンに布巾、ペーパータオルは設置されていましたが、用途が記載されておらず分かりづらい状態になっていました。食器用布巾をカゴにわけて別に設置することにしました。貴重なご意見ありがとうございました。
ミニキッチンは3階廊下突き当たり右にあり、カップ・湯のみ・お皿・フォーク・スプーン・まな板・ケトルなどがあります。
入院中自由にご使用ください。
妊娠中のマイナートラブル(便秘)
妊娠前は便秘症状がなくても妊娠をきっかけに便秘になったり、
もともと便秘の場合はその症状が悪化したりすることもあり、
便秘は多くの妊婦さんが悩まされる症状のひとつです。
そこで今回は、妊婦中のマイナートラブルの一つ『便秘』についてお伝えします。
【原因】
*妊娠に伴うプロゲステロンの増加
*妊娠初期のつわりによる食事摂取不足と脱水傾向
*子宮による腸の圧迫(大腸の蠕動運動の低下)
【対策】
◎食事の工夫
・1日3食とり、朝食後の排便習慣を身につける
・起床時に水分を摂取し、腸の蠕動運動を促す
・繊維質の多い食物(芋類・きのこ類・海草類など)を摂取する
◎生活の工夫
・十分な睡眠をとる
→ 睡眠中は消化液の分泌が亢進し、消化管の運動が活発になる
・便意を感じたら直ぐに排便を試みる
・適度な運動をする
・場合によっては・・・排便を習慣づけるために、医師の指示のもと薬剤を使用する
【まとめ】
慢性的に便秘に悩まされる女性は少なくありません。
原因を知った上で生活や食事の工夫を行い、それでもお腹が張って苦しかったり
硬い排便で排泄しづらかったりする場合は主治医にご相談ください。