ベル通信

ベル通信 Vol.009【2016年4月号】

 院長からのごあいさつ

去る4月5日、当院は開院15周年を迎えました。平成13年から、どんなクリニックにしようかと皆で試行錯誤して時間(とき)を乗り越えてきました。思い起こせば多くの出会いと出来事が有りましたが、振り返って懐しむには未だ早いかなと思います。

色々な素晴らしい医療がある中で、命が生まれる事に携わる我々の仕事は未来志向であり、母になり、そして父になり、兄や姉になる瞬間(とき)に立ち会わせてもらう事ができ、医療者冥利に尽きます。nigaoe0807
又、女性が活躍する社会を医療面からサポートするのは、重要なミッションだと思います。

もう義務教育卒業です。何のために、誰がために当院が存在しているのかを再確認して、次の15年に向けて向上させていきたいと考えています。

(鈴木まさし)


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2016年3月にクリニックベルで誕生した赤ちゃんをご紹介いたします!

※ 許可を頂いた赤ちゃんの写真のみを掲載させて頂いております。

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【外来・各種教室】
鍼灸の効果(安産、逆子、腰痛、悪阻等)があって良かった。鍼灸の先生に教えてもらって
家でお灸を夫にやってもらった事で、夫の関わりができて良かった。

【分娩】
帝王切開での出産になったが迅速・丁寧に行って頂き、旦那や家族にも立ち会って貰えて心に残った。

【入院中】
スタッフ全員が優しく親切なので小さなことでも相談や質問ができ、不安を減らす事ができた。


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【入院中】
・部屋の電動ベッド(ギャッジアップ装置)の電源が入っておらず、陣痛で痛い時に電源を探すのは辛かった。
ベルスタッフより
ご不便をお掛けし申し訳ありませんでした。お部屋案内時に再度、電源等の確認を行います。


・ミニキッチンが好きに使えたので気分転換になり良かったが、スポンジやタオルが何用か分からなかった。
ベルスタッフより
大変ご迷惑をお掛けしました。スポンジの取っ手の部分には何用かのシールを貼り、タオルにはマジックで記入して用途が分かるようにしました。


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妊娠中の朝食のススメ

 妊娠中の食事は自分の体重だけではなく、お腹の赤ちゃんの発育状態に大きく影響を及ぼしていることはtaiji皆さんご存知だと思います。しかし、そのことを知っていても毎日三食バランス良く摂取できている方は意外に少ないのではないでしょうか。
そこで今回の知恵袋では食生活、特に【朝食】に着目してお話ししたいと思います。

お腹の赤ちゃんは、お母さんから胎盤を介して栄養を得ています。毎日の食事でお腹の赤ちゃんへのお弁当も一緒に食べているつもりで日々の調理や口にする物を意識すると良いでしょう。

朝食の大切さ
朝食は1日の始まりのエネルギー源です。朝食jpg
また、朝食を摂取すると必要な栄養素を3食に分けて無理なく摂取することに繋がります。

しかし、2014年12月に厚生労働省が行った調査によると男性の14.4%、女性の9.8%の方が、朝食を抜いていると分かりました。

朝食を摂取しない理由とその対処方法
①朝は眠くて食べる時間がない
 十分な睡眠時間を確保するために、まずは一時間でも早く就寝できるように生活習慣を14179990821変えましょう。
 仕事の都合や家族の帰りが遅くなる場合には、家族に説明して理解してもらうことが必要です。これからの家族の正しい生活習慣を考え、まずは早寝早起きから始めてみましょう。

②朝起きた時にお腹がすいていない
 まずは夕食を見直してみましょう。

  夕食の時間が遅い   ⇒ 少し早目の時間に夕食の一部を食べ、遅い時間帯に
                                                     食べるものはなるべくヘルシーな料理にしましょう。

  夕食の量が多い    ⇒ 満腹感が得られるように野菜でかさ増しし、
               高カロリーの物は控えめにしましょう。

  夜食を食べている   ⇒ 遅い時間の夜食は控えましょう。

③朝食の作り方が分からない
 夕食のおかずを余分に作り、朝食として残しておくこともできます。また、夕食を準備する時に朝食分の野菜を切ったり、茹でておくなどの調理作業をしておくと朝食の準備が簡単にできます。
 まずは、気負いすぎることなく自分にできる朝食スタイルを見つけ、それを継続して習慣化することが大切です。

※間食がやめられない、朝食を抜いている、外食や好き嫌いが多い方は、必要な栄養素を摂取できるように、少しずつ意識することから始めてみましょう。

最後に
   家庭における食事や睡眠の乱れは、個々の家庭や子供の問題として見過ごすことはできません。そのため社会全体の問題として、地域一丸となった取り組みが重視されています。yjimage
平成18年4月に個人や団体(PTAや子ども会など)が参加し、『早寝早起き朝ごはん』全国協議会が設立されました。

生まれてくるわが子や家族と一緒に正しい食習慣を身につけていくためにも、まずは朝食について見直してみて下さい。